ホテル業界の中で、ホテルや旅行代理店など幅広く手がけているフランスを本社とする世界最大のホスピタリティ会社は、群馬県に進出するにあたり、表示価格をすべて1部屋当たりにしました。今まで日本のホテルは1部屋当たりではなく、1人当たりで表示してきました。日本以外の国は1部屋当たりで表示するのが通常で、今回この表示方法が今後どのように日本のゲストに受け入れられていくか注目すべき点です。これから外国人旅行者に増えて欲しい日本としては、この表示方法を広げていくほうが懸命かもしれません。ほかにも外国のホテルで良いものがあれば、どんどん日本のホテルにも取り入れていかなくては、国際交流を活性化出来ません。良いものは取り入れ、今までの良いところは守っていって欲しいものです。
ホテル業界のこれまでを二人三脚で支えてきたのが、代理店です。さまざまな企画もこの連携から生まれてきたものです。これからさらに変わっていくホテル業界。新たなる企画がたくさん生まれてくることでしょう。
ホテル業界の新たなる助け舟になっているのが、インターネットの予約サイトです。ホテルの多くは、部屋数の半分から3分の1の販売を旅行会社に一任していますが、売れなければ3日前に返品されてきます。この返品されてきた部屋は、大幅に値下げされこのインターネットサイトで直前に完売されたりしています。こういった短時間で販売することが出来るインターネットサイトは、これからもホテル業界の助け舟となっていくことでしょう。
ホテルの中でも地方都市にあるものは、観光客の減少による宿泊の売上の減少を補うために宴会部門の収益をあげようと努力しています。地方都市のホテルは、観光宿泊・結婚式・会議・法事まであらゆるニーズに応える総合宿泊施設を目指しています。全部門が一丸となり調和のとれたサービスを提供し、今以上に良いホテルになっていってもらいたいものです。
ホテルは、目に見えるサービスと目に見えないサービスの両方を売るところです。そのサービスを受けるのは、人間です。その日の気分や期待度により受け止め方が違ってきます。提供する側は、瞬間的にお客様が求めているものを読み取らなくてはいけません。その高度なサービスこそが今後最もホテルに求められ
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