ホテルのことをもっと知りましょう

ホテルの分類

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ホテルを大きく3つに分けるとシティホテル・ビジネスホテル・リゾートホテルに分類されます。シティホテルとは都市部に建ち、さまざまな施設を兼ね備えたホテルです。シティホテルは、さらに3つに分類されます。都市部にある高級ホテル、ラグジュアリホテル・主要な駅、空港などの近くに建つターミナルホテル・都市部でありながら観光資源があるエリアに建つアーバンリゾートホテルです。

ホテルの中でビジネスホテルは各地の主要都市にあり、出張などのビジネス利用客をメインに宿泊させるホテルです。日本特有の形で、宿泊に特化していて料金も安く、最近ではファミリー向けの宿泊特化型ホテルも出てきています。チェーン展開を進め、地元の既存ホテルとの競争が激化しています。リゾートホテルは、地方・観光地の豊かな自然環境・環境資源に恵まれたホテルのことです。

ホテルの仕事を分類すると大まかに5つに分かれます。宿泊部門・宴会部門・料飲部門・管理部門・販促部門です。この5つの部門の頂点には、総支配人がいます。その次が副支配人、その下でスタッフはこの5つの部門にわかれて仕事をしています。またこの5つの部門は、ホテル営業から利益獲得を目的とする収益部門(宿泊部門・料飲部門・宴会部門)、収益部門を直接サポートする営業支援部門(販促部門)、間接的にサポートする管理支援部門(管理部門)で構成されます。それぞれが役割を分担し、連係プレーが有機的に結びついてこそお客様に対して良いサービスが提供できるのです。

ホテルで働く人間のキャリアアップには、2種類のコースがあります。それは、現場のプロになるか、マネジメントの頂点を目指すかの2種類です。現場で現在一番注目を浴びているのは、料飲部門ではソムリエ、宿泊部門ではコンシェルジュなどです。彼らは自分自身を商品と考え活躍しています。一流になればホテルにとどまらずマスコミにとりあげられさまざまな可能性が出てきます。一方マネジメント路線での頂点は総支配人です。

ホテルのサービスは、2つに分けられます。目に見えるサービス、目に見えないサービスです。目に見えるサービスとは客室や料理。目に見えないサービスとはスタッフの感じの良さ、専門知識、気配りなどです。この2つのサービス両方が満たされてこそ良いホテルと言えます。

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